経歴
大学在学中に司法書士試験に合格。卒業後は大手証券会社勤務を経て、千代田区内の弁護士事務所に就職し、実務経験を積む。
この間、多くの民事事件に弁護士と連携して携わるなかで、依頼者と信頼関係を築くことの大切さを学ぶとともに、複雑で解決困難な業務にも躊躇なく向き合う対応力を培う。
2000年にリーガル・アソシエイツ株式会社を設立し、ベンチャー・中小企業向けの経営コンサルティング事業を開始。弁護士・司法書士・弁理士・公認会計士・税理士・社会保険労務士など専門家を組織化し、法務関連だけでなく、会計・財務、人事労務など、多種多様な分野の課題解決に向けてトータルサポートを手掛ける。
さらに医療関連事業を立ち上げ、自ら事業経営を始める。IPOを目指してベンチャーキャピタルから1億円を超える資金調達を達成し、順調に走り出したものの、競合他社が台頭するなど事業環境変化への対応が遅れたことや経営者としての実力不足が重なり最後は事業撤退に追い込まれ、数年間困窮の日々を送る。この事業失敗の経験がその後の仕事人生に大きな影響を与えることとなる。
資金繰り地獄から抜け出したいと必死に模索するなかで、依頼をいただいた仕事は基本的に全てお受けする方針で活動するようになる。
どんな案件でも断らず全て引き受け、解決まで一生懸命サポートするうちに、支援体制も徐々に整備され、他では断れられてしまうような複雑な依頼にも対応できるようになる。
その後、新規事業を立ち上げた経験から、大手信用金庫の相続事業立上げに関わるようになり、「相続の支援を通じて家族のつながりを守る」という信念のもと、相続関連業務の専門家として数多くの相続案件に取り組むようになる。
相続手続きを進めているうちに、疎遠だった兄弟が数十年ぶりに再会して交流がはじまったり、些細なすれ違いから関係性が途絶えていた親子のわだかまりが溶け昔の関係性に戻ったりと、ドラマのような物語を何度も目の当たりにし、相続支援の本質は単なる財産の分配ではなく、途切れかけた家族の絆を再び結び直すことだと考えるようになる。
現在は、相談者だけではなく、関わる全ての人のストーリーに寄り添い、相続が幸せな未来への一歩となるように、「ややこしい相続」の支援を行っている。
仕事へのこだわり
初回の相談は時間無制限でとことん話をお聞きするようにしており、様々な角度からの質問を通じて、背景事情やお客様が求めていることを正確に把握し、ひとりひとりの想いをしっかりと受けとめたうえで進めることを大切にしている。
「ややこしい相続」の場合は特に注意をして依頼者との信頼関係を築き、当事者同士だと感情的になりがちなところを、第三者として冷静に対応することで、円満な解決に導いている。
ビジョン・モットー
モットーは「人と人とのつながりを大切にした、思いやりのある社会を実現すること」。
相続支援を通して親族間の想いを共有し、関わる全ての人のストーリーを大切にしながら納得の相続を叶えられるよう、中立の立場で法律家として寄り添っていきたいと考えている。
想いが繋がる家族が増えることで、思いやり溢れる社会の実現を目指している。
趣味
趣味は、渓流釣り、食べ歩き、旅行、カラオケ、ヨーロッパサッカー観戦（リヴァプールファン）。
イワナやヤマメが釣れる場所を事前に調べて向かい、実際に釣れた時の喜びはひとしお。自然を満喫しながら、自分で釣った魚を食べるひとときは格別である。
